アマティとチェロ
アマティはわたしがチェロを練習しているときに、よく足元に来てエンドピン(チェロの足)に寄りかかって寝ていることを再三述べた。
その際、エンドピンはレコードの針のように、楽器の音を全てそこに集積して床に伝える役目をしていると述べている。したがって、アマティの頭の中にはチェロの音が響き渡っているはずだとしている。
しかし、それにはいささか自信が無く、自分で試してみた。
少なくともわたしの古びた脳は、小さく萎縮し、隙間だらけだから、この頭蓋骨にエンドピンを付けてチェロを弾いて貰ったら、さぞかし頭の中で共鳴して美しいヒビキを堪能できるのでは無いかとの仮説を立ててみたのだ。
しかし、実際には頭をエンドピンに付けようが離そうがなんらヒビキに変化は無かった。したがってアマティがエンドピンに寄りかかっているのは、音楽を聴いているのでは無く、ただ単にわたしの側で横たわりたかっただけに過ぎないとの結論に至った! アマティよ、心おきなく眠れ!
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