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2011年12月13日 (火)

腹が立った靴の置き引き

「置き引き」という言葉をご存じだろうか?今では死語となっているかもしれないドロボーの1つの手法である。価値のない物をその場に残してかわりに価値の高いモノを持ち去ることをいう。
11/27、真富士から下りてきて平野の民宿「にしむら」で昼食を食べた。わたしたちが最後の客で、いざ帰ろうとしたらわたしの愛用の靴がない!かわりに一足のなさけないスニーカーが残っていた。わたしはそれを履いて帰るしか他に方法を持たなかった。「にしむら」のおかみはわたしに対して哀れみもくれなかった。
わたしはこのLOWAのレネゲード GTX ローという靴を30年以上も履き潰しては買い換えては履き続けている。履き心地もいいが、そのまま山に登れる軽登山靴でもある。ゴアテックスが内側に張り詰めてあるから雨にも滅法強い。ローカットだからクルマの運転にも全く支障はない。

Lowa_5054_2

Lowa_505711/27以来、仕方ないのでこの靴を探し回っていたのだが、どこの店にも置いてなかった。
12/3東京に行った時も何軒か探したのだが見つからなかった!
結局、注文を出しておいたものがきょうやっと手元に届いたのである。
わたしはけっこう飽きっぽい性格なのだが、この靴だけはもう他の物に代替えすることはできない。究極のお気に入りと言っていい!
ところでわたしは以前、さらに靴の置き引きに合っている。
それは塩見岳に登った時だった。塩見小屋に泊まり、翌朝早く山頂を目指して出かけようとしたらわたしの登山靴がない。結局、最後の客が出発して残った靴を履いていくしか他に方法がなかった。
幸いこの小屋は予約制だったので、わたしより先に出発した客に小屋のご主人が連絡を取ってくれて、後日靴が戻ってきたものの、その道中の気分の悪かったことと言ったら例えようがない。なんせ、下山途中にソウルが剥がれてパコンパコンしながらしながら歩いてきたんだから! 
もう2度と塩見岳には登りたくない。
万が一、故意にではなくうっかり靴を間違えたとしても、履いてみて気付かないほど鈍感な足なんて考えられない!

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コメント

結構こういう話聞きます。
私も山スキーの時にデポしたアプローチシューズを盗まれたことがあります。
盗まれることもあるだろうと日頃から破棄寸前のスニーカーを履いていたので被害は無いに等しいのですが…
ドロボーは人間が存在するかぎり無くならないといいますが、やっぱり自衛するしかないんでしょうか?

投稿: ミンゴ先生 | 2011年12月18日 (日) 18:59

ミンゴ先生、お久しぶりです。
何を取られても困るけど、靴はヒドイですよねぇ!
たしかに山小屋では靴を枕元に置いているヒトも見かけますが、そこまでしないといつかまた不愉快な思いをするんでしょうね!
中敷きに大きく名前を書いてあったり、洗濯挟みでマークしている人もいますが、故意に持って行くなら効果はほとんど無いかもしれません。
山小屋に登山靴用コインロッカーを設置してくれればこのような問題は無くなるのでしょうが………!

投稿: yopi | 2011年12月18日 (日) 20:41

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