バッハ ブランデンブルグ協奏曲(ファクシミリ版)
バッハのブランデンブルグ協奏曲は、わたしの大好きな曲である。今回自筆ファクシミリ版が売り出されたので買ってみた。この2枚は第3番の冒頭である。
左の楽譜は右の自筆譜(清書譜なので実際にBachの自筆かどうかは疑問)からペータース社が印刷楽譜に起こしたものである。
この楽譜を見比べると驚く事ばかりである。左の印刷楽譜は確かに読みやすいが、この楽譜を読み取るにはものすごい洞察力が必要となってくる。
逆に自筆譜を読むとBachの語法や文法が手に取るように解ってくる気がするから不思議だ。よく見ると声部なんかもしっかり説明してくれている。
この5枚の写真は第5番のチェンバロパートである。この5番はフルートの独奏があり有名だが、チェンバロの独奏部分が見事で、チェンバロ協奏曲と間違える程である。そのチェンバロパートの自筆譜がすごい!まるで図形楽譜かあるいは幾何学模様のようである。この部分はペータースの印刷譜を見てもなにもおもしろくない。
自筆譜では音型を見事に現している。楽しい買い物をした!
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