2011年7月
2011年7月30日 (土)
2011年7月29日 (金)
マゴのために池掃除
今月の13日に“Hana”のために池掃除をしたことを書いた。その後半月経ったがまだ池がきれいになっていないこと、マゴが水遊びや鯉を捕まえることが大好きなことから、再び掃除に踏み切った。
水はモーターで汲み出すからさほど大変ではないが、水が汲み出された後、塩をまきモップでこする作業が大変!特に腰痛持ちのわたしにはツライ作業だ。
マゴも手伝ってくれたが、どちらかというとジャマ!でも、喜んで真剣に取り組んでいるから仕方ない!
2人ともヘドロだらけになって遊んだというか働いた。
掃除が終わればシャワーを浴びて池に水がたまるのを待つだけだ!
“Hana”はまだ水がたまらないウチから池に入り涼んでいる。マゴはママに「もう着るものはありませんよ!」と言われ、しかたなく遠巻きに池を眺めている。
2011年7月28日 (木)
岡山の清水白桃
倉敷から今年も清水白桃が送られてきた。
わたしは桃色が大好きなのは再三述べてきたが、桃も大好き!特にこの清水白桃は甘さとみずみずしさが最高で一番うまいと思う。
桃の尻はなんともまぁ赤ちゃんのお尻そっくり。しかし、本体は薄いクリーム色で赤ちゃんのホッペのよう。
4枚目の写真は花殻が付いているようだ。
ところで誰も信じようとしないが、桃は皮をむかないで食べるのが一番おいしい。今回は同じ桃で皮付きと皮なしを食べ比べてみたが、甘さが全く違うことが確証できた。さらにむいたり切ったりすることで皿に果汁がいっぱいたまっていることも気づいた。もったいない話しである。
したがって桃は皮をむかずにそのまま食い付くことがベストである。ただし、今回の桃、余りにも大きくて食後の別腹では喰いきれないところに難点がある。
2011年7月27日 (水)
皮のベスト
横浜で買い物の帰りは中華街の後、元町に立ち寄った。
元町は横浜に来たときは必ず寄ってみるお気に入りの町である。
特に革製品を扱う「ヒロキ」は見るものを釘付けにさせる魅力がある。
今日も何気なく店の中をブラブラしていたらステキなベストが目についた。わたしの好きな濃い緑色、黒い襟のついたベスト!
夏の涼しい夜はTシャツの上に、真冬はジャケットの下に1年中使えるベスト。
左右と襟の3枚の皮を見事に縫製しているシンプルさもステキ!
2011年7月26日 (火)
2011年7月25日 (月)
月山に咲く“エーデルワイス”(和名:薄雪草)
「日本に咲くエーデルワイス」というと驚かれるが、同じ仲間である。エーデルワイスといえばスイスアルプスの代表的な花だが、日本ではウスユキソウという名で各地の山に咲いている。わたしは薄雪草という日本の呼び名の方がずっとステキだと思う。
もう少し早い時期だったらもっと新鮮な花に会えただろう!少し残念。でも、また来るキッカケができた。
大きく見るとドライフラワーのようだ!
群生もするが混生もしている。
つい触ってみたい欲望にかられる、カワイイお花である。
また、夜露の水滴が似合うお花だなぁとつくづく思う!
なお、薄雪草の区別も難しいが、これは雛薄雪草(ヒナウスユキソウ)あるいは深山薄雪草(ミヤマウスユキソウ)だと思うが自信はない。
花の百名山/月山
花の百名山だけあっていろいろな種類の花が沢山咲いていた。
写真も沢山撮ったが、図鑑を作るつもりはないのでわたしの好きなピンク系とブルー系の花だけ載せてみる。
月山の目的はクロユリとウスユキソウだった。だから7月の初旬に計画していたのだが、後送りとなりこの日になってしまった。案の定、クロユリは全て終わっていた。ウスユキソウも峠を越していたが、なんとか会えることができた。
山で見るブルーの花は大変目立つし、気をそそられる。
このミヤマリンドウは大変小さな花で、老眼のわたしには始めはリンドウだとはわからなかったほどだ!小さいがとても目立つステキな花だ!チシマギキョウも低山では見ることができない、ものすごい色の花だ!
やはり高山でしか見られないシロバナトウウチソウだ。
この花はなぜかなかなか新鮮な花に出会うことが出来ない。
しかし、偶然にも咲き出したばかりのとても新鮮なシロバナトウウチソウに会うことができた。
この赤いポツポツがなんてかわいいんだろう!
日本百名山・花の百名山 「月山」
岩牡蠣の魅力にこんなに遠くまできてしまった。日本百名山だから土日だけは避けたいと思っていたが無理だった!登山口の駐車場についたのは土曜日の15時過ぎ。この日はこの駐車場でゆっくり過ごし、そのまま車中泊。翌朝4時頃周りの騒ぎに目をさましたら、なんと駐車場はクルマと大型バスで埋まってた!「これは大変なところにきた」がその時の感想。
その後、明るくなるにつれ驚くべき事が起こった。バスや車から下りて来る人たちが皆、白装束の修験者のいでたち!「これは大変なことになった」がその時の感想。
登山者のおよそ7割が白装束の山伏姿。残り3割が普通の登山者。カメラと三脚を持ったヒトにはとうとう出会わなかった。
この4体の子ども地蔵がとてもかわいかったよ!ちょっと暑苦しかったけどね!
“Hana”のチェックアウト
わたしたちが山形に旅行している間、“Hana”は3泊4日のホテル住まいだった。旅行中ときどきフロントに電話をして様子を伺っていたが「元気ですよ!困らせてはいませんよ」という返答だったので「わたしがいないのにそんなはずないよな〜!」と思いながらも旅行を続けた。
結局山形に行っても月山に登り、豆を食い、牡蠣を食っただけで観光旅行は一際せず(いつものことだが)、“Hana”の元に戻ったというのが正しい。予定よりも1日半早く帰ってきた。
わたしに会うなり“Hana”は飛びついてきた。体中を震わせシッポを大振りして飛びついてきた。その様子を見ていた世話役の女の子が感動して涙ぐむ程だったから、余程ホテルでは慎ましやかなおとなしい子で通っていたのだろう。わたしはその喜びをカメラに納めようと準備していたのだが、それは不可能に終わった。
この写真は早く「クルマに乗って帰りたい」という“Hana”の感情がとてもよく表れている。「とうさん、早く早く」と言っている。
これで旅行記は終わってしまったが、月山の花の報告は、まだ写真の整理ができないので数時間後になりそう!
2011年7月22日 (金)
ペットホテルにチェックイン
“Hana”と一緒に登山した回数は630以上に及ぶ。14年間半、いつも一緒に行動してきた。犬連れだからクルマで移動するしかなかった。犬連れだから車中泊するしかなかった。
しかし、“Hana”が年老いてくるにしたがって登山口のクルマの中に残留させることが多くなってきた。でも、夏になると車中残留は危険なので、家において出かけることも増えた。が、それも日帰り登山でしか不可能である。
10年程前に数回、ミックのお家に泊めて貰ったことはあるものの、それ以外は極端な蜜月時代を築いてきたわたしたちである。
さて、今回2〜3泊の旅行をするにあたり、ペットホテルを探したのだが、高齢の大型犬で自分をヒトと思い込んでいるヤツを世話してくれるところはなかなか見つからない。
やっと「ペットサロンシルキー」が「Labrador Retrieverなら」ということで引き受けてくれたので、夕方チェックインしてきた。“Hana”は自分の部屋の前で固まっていた。
後ろ髪を引かれる思いでそ〜っとホテルを後にした。この空虚な胸の内を誰が理解してくれよう?
コーヒープレスに凝ってます!
コーヒーを点てる時はペーパーフィルターを使っている。
先日コーヒー豆屋くれあーるに行ったときに「1人分おいしく入れるには?」と聞いたら「プレスを薦めています」ということだったので小さな一人分用の器具[bodum]を買ってきた。
これでコーヒーを点てたら「これがコーヒー?」と驚くぐらいうまかった!使用器具によってこうも味が変わってしまうのだ!
いままでのペーパーフィルターで点てていたものを紅茶に例えるなら、プレスで点てたものはコーヒーそのものだ!と思えるくらいの驚きがある。
もうペーパーフィルターには戻れないかも知れない!
2011年7月21日 (木)
2011年7月20日 (水)
楽譜用メガネと運転用メガネ
8月中にメンデルスゾーンのピアノトリオop.49を仕上げることになり、昨日から練習を始めたのだが、あれ?楽譜が見えない!
先日の本番ではほぼ楽譜を覚えていたので、特によく見えなくても問題なかったのだが、久しぶりの楽譜を引っ張り出して弾いてみると楽譜が読めない。
それで、慌てて新しい楽譜用の眼鏡を作ってきた。以前のものに比べ乱視と右目の老視が進んでいた。また以前の眼鏡は1mの距離で合わせたが、今回は75cmで合わせて貰った。
新しい眼鏡は確かにはっきり見える。と、思ったがそのうち楽譜がかすんてくる。やはり眼鏡の度の問題ではなく単なる老化か?
右の写真は1ヶ月ほど前に作ったドライブ用の眼鏡である。赤と黒のとてもオシャレな眼鏡で気に入っている。
わたしは両眼の視力はそれぞれ1.2ある。しかし、乱視と遠視が進んで、運転が疲れるので作ってみた。確かによく見えるようになったものの、疲れることには変わりはなかった。
2011年7月19日 (火)
今年も庭にヤマユリが咲いた
このヤマユリは40年前、わたしが中学校の教員になったときの教え子が持って来てくれたものである。その後何度か枯れてしまったが、その都度新しい球根を持って来てくれるから40年間、家の庭に咲き続けている。
先日もその教え子から「今年はどんな感じかね?咲いたかね?」と電話があった。そんな具合で40年間気を遣わせ続けている。
その男も今月で定年退職というから驚きである。
もう一つ、後日談がある。先日、わたしのマゴが通っている幼稚園で運動会があったそうだ。わたしの娘が言うには、その運動会にその男が見にきてたというのだ!
娘がおそるおそる声をかけて確認したところ、その男のマゴもうちのマゴと同じ幼稚園の同じクラスであることが判明した。
おぉ、なんということか!?
2011年7月18日 (月)
オオナンバンギセル
山梨・信州旅行の最終日、車中で静岡局のラジオを聞いていたら台風6号の高波の影響で東名下り線が通行止めだと伝えていた。
その結果は東名利用者は富士インターで高速を降り静岡インターまで国一に流れ込み、大変な渋滞が予想される。
思い切ってこういう場合の想定コースを取ってみることにした。R52を但沼から西に進み、西里から山道に入り竜爪山越えをするルートである。これは見事に功を奏し、何の渋滞にも遭わず自宅に戻れた。
途中、もしかしたらあわてん坊のオオナンバンギセルが咲いているかも知れないと思い探してみると、さすがにまだ早かったが多くのツボミは確認した。
中でも最も大きなツボミがこの写真である。まもなく咲き出すかも知れない。
犬連れ「霧ヶ峰」のニッコウキスゲ
ここは昔から犬禁ではなかったが、犬連れにはうるさいところだった。しかし、今年は全くうるさく言うものもいなかったのでホッとして散策を始めたら、なんということか3枚目の写真の様に電気牧柵が設置されていたのだ。
わたしはイノシシ除けの電気牧柵は身近だったのでよく知っていたのだが、シカ除けは全く知らなかった。昼間も通電しているのだ!
そんなことを知らないわたしは“Hana”の気ままに散歩させていた(もちろんオン・リード)のだが、滅多にあげたことのない“Hana”が悲鳴を上げて立ちすくんだのだ。その場でわたしは初めて昼間も通電していることを知った。
昔は車山全山がニッコウキスゲに覆われていたことを知っているわたしは、いまやこの電気柵内だけにしかキスゲが群生していないことを知り、複雑な気持ち!
白樺湖の別荘
今回使ったもう一つの別荘地は、白樺湖の近くの某スキー場近くの森。
ここも毎年利用させて貰っている。やはり1500m近くある高原で大変涼しい(ここには3月スキーでも訪れている)。ケータイもinternetも、そしてワンセグもつながるので有り難い。
朝3:40からの「なでしこジャパン」の決勝戦も見ることができた。
この高原でもカッコーやホトトギスの声が響き渡っていた。
夕方には狐がすぐ側に来たり、日本鹿が走り回っていたり、うさぎ(にしては巨大なのでイノシシの子どもかも知れない)がチョロチョロしているところである。
昨日の別荘も今日の別荘も、あたりに誰もいないのがいい!
静寂そのもの。そして、日没と共に寝て日の出と共に行動開始するという野性味たっぷりの生活がいい!
ここに来た目的はニッコウキスゲとヤナギランの群生を見ることだったが、ニッコウキスゲはいまはほとんど無くなってしまった。
ヤナギランはおそらく早すぎたのだろう。数本しか咲いていなかったのが残念!
しかし、ヤマトキソウにはちょうどいいシーズンだったようだ。
この花も小さな蘭で、今回はわたしは目が悪いにもかかわらず(老眼)極小の花ばかり訪れたようだ!
ヤマトキソウも小さいが微かなピンクがかわいいステキな花だ!
2011年7月17日 (日)
“ミスズラン”と“コハクラン”
蘭の中でも最も小さな花ではないかと思われる。
こんなに小さくとも拡大してみると紛れもなく蘭だ!大きさは5〜10cm位か。
そのつもりで探さないと、なかなか目に入らない。
この辺にあるはずだとわかっていても見つかりにくい。
それだけに見つけたときの感動は大きいものの、老眼鏡と虫眼鏡を持っていなかったことが残念である。
コハクランは実は今回の旅行の目玉だった。
このピンクの色が何とも言えない程わたしを喜ばせるはずだった。
が、とても残念なことに、花は全て終わっていた。
花殻は何本か確認できたが、ピンクが残っているのはこれだけだった。
わたしは初めての出会いだったので、完全な姿を知らない。
しかし、想像するにわたし好みのカワイイ花ではないかと思う。
来年を期待する。
2011年7月16日 (土)
八ヶ岳の別荘
わたしは「全国に何カ所も別荘を持っている」と豪語していたことがある。事実、クルマにテントを積んでお気に入りの場所でキャンプしていたからだ!
ここ、八ヶ岳の稲子湯近辺の美しい森も「お気に入り」で、犬仲間や自転車仲間とよくテント村を作ったものだった。
ここは6月にはベニバナイチヤクソウが一面咲き乱れ、スズランもアチコチに咲いている。
いまはベニバナイチヤクソウは終わって、ガラがいっぱい残っているが、わたしはどちらかというと白い花を咲かせる「イチヤクソウ」の方が好きだ。そのイチヤクソウがいま、沢山咲いている。
また、あの酷暑の中を出かけたのだが、標高1500mのこの地は大変過ごしやすい。朝の気温が15°だった。トレーナー着てても寒いくらいである。
森を歩くと野生蘭が何種類か咲いている。
写真はクモキリソウとジガバチソウだと思える。
野生動物も住んでいる。一日中カッコーとホトトギスの鳴き声が森に響いている。
猿の叫びが聞こえる。夜トイレに起きたら鹿に怒られた!
更にこの場所がいいことは夏沢峠、硫黄岳、天狗岳、本沢温泉、根石岳などの登山の拠点となっていることである。ここをベースに杣添尾根から横岳に行ってきたこともあった。
大変お気に入りのわたしの別荘地である。
2011年7月13日 (水)
2011年7月12日 (火)
2011年7月11日 (月)
2011年7月10日 (日)
2011年7月 9日 (土)
老犬の点滴
7/6、なんと言うことか“Hana”がご飯を1/3ほど残した。この子は14年間半、1度も食べ物を残したことはなかったので驚いた。7日、ご飯をほとんど食べなくなった。8日、好物にも目をくれなくなった。水もほとんど飲んでいない。
そこで、涼しい奥三河のワサビ田小屋に連れてきた。が一向に改善されることはなくなんと言うことか下痢が始まった。特に悪いものを喰わせた記憶はない。こうなってくると一番心配なのは脱水状態になることである。
今朝(9日)5時、全く症状は快方に向かわないのでそのまま小屋を片付け、静岡の掛かり付けの病院に連れて行くことになった。東名を飛ばし開院時間に病院に担ぎ込む。写真はその時の心細そうな“Hana”の様子である。
血液検査、エコー検査、触診等では白血球が高いこと以外、他に悪いところは見つからない。結局胃腸を活発にする注射と点滴、それに薬と薬餌が処方された。
犬の点滴ってご存じ?血管に点滴するのではなく皮下に点滴し、らくだのコブ状態を作り出し、あとはそこから毛細血管に流れるのだそうです。この方法は10分で完了するが「人には不可」だそうですが。
いまはエアコンの部屋で死んだように寝ているが、いまだ水を欲しがる気配はない。夕餌を食べてくれるだろうか………!
2011年7月 8日 (金)
山間のホタル
愛犬Hanaがなんということか昨日から食事をとらなくなってしまった。14年半の人生(自分は犬ではなく人だと思い込んでいる)で初めてのことである。きょうは肉を与えても食わない。
遅かれ早かれこうなることは覚悟をする努力はしていたが、もしかしたら単なる夏バテかもしれないと思い、奥三河の山葵田小屋に連れてきた。
ここは縁側の前がワサビ田だからかなり涼しいはずである。しかし、Hanaの様子は一向に改善されない。
ふと外を見るとなんとなんとまだホタルが飛んでいた。
1ヶ月前にここにきたときにすでにホタルは飛んでいたので、ホタルの寿命はずいぶん長いことを初めて知った。
ホタルの写真はここ数年挑戦しているがわたしには無理だとわかったので今年はなしである。
しかし、本音はホタルどころではない。早くHanaが元気に戻ってほしい!
【追記】五右衛門風呂が煙ってしまったので窓を開けてお風呂に入った。そうしたらす〜っとホタルが風呂場に飛んできて見られてしまった!
2011年7月 6日 (水)
“ホットコーヒーとアイスコーヒー”どちらがお好き? わたしは同時両党派
最近になってアイスコーヒーも飲むようになったわたしは、ついに同時に両方飲む習慣が付いてしまった。
それはコーヒー豆屋「くれあーる」の初夏のブレンド“カフェ ベル デ フレスコ”(スペイン語で「新緑」を意味する)を紹介されてからだ。
この豆「ホットはもちろん、アイスにもオススメです!」と説明しているので、ホットとアイスの両方で飲んでみたら、ほんとうにどちらも大変おいしい。
そして、ついには毎回ホットとアイスの両方を点てることとなってしまった。
普通ならそんなことはとても考えられないことなのであるが、同じ豆の場合は行程はほとんど同じで最後にホッと用のカップと、アイス用に氷を入れたグラスを用意するだけでこんな楽しみ方ができるなんて大発見だ!
2011年7月 5日 (火)
バッハ ブランデンブルグ協奏曲(ファクシミリ版)
バッハのブランデンブルグ協奏曲は、わたしの大好きな曲である。今回自筆ファクシミリ版が売り出されたので買ってみた。この2枚は第3番の冒頭である。
左の楽譜は右の自筆譜(清書譜なので実際にBachの自筆かどうかは疑問)からペータース社が印刷楽譜に起こしたものである。
この楽譜を見比べると驚く事ばかりである。左の印刷楽譜は確かに読みやすいが、この楽譜を読み取るにはものすごい洞察力が必要となってくる。
逆に自筆譜を読むとBachの語法や文法が手に取るように解ってくる気がするから不思議だ。よく見ると声部なんかもしっかり説明してくれている。
この5枚の写真は第5番のチェンバロパートである。この5番はフルートの独奏があり有名だが、チェンバロの独奏部分が見事で、チェンバロ協奏曲と間違える程である。そのチェンバロパートの自筆譜がすごい!まるで図形楽譜かあるいは幾何学模様のようである。この部分はペータースの印刷譜を見てもなにもおもしろくない。
自筆譜では音型を見事に現している。楽しい買い物をした!