口腔内悪性腫瘍(メラノーマ) 癌宣告
この写真は4/24、佐渡の石花からマトネに向かう登山道での“Hana”である。久しぶりの山歩きにスキップをするように喜んで歩いていた。
翌日静岡に戻り、26日動物病院に行ってみた。時々口から微量の血がにじむことがあったが歯槽膿漏かなと思っていた。
診断・血液検査の結果、悪性の腫瘍(癌)であると宣告された。メラニン色素の細胞が癌化して口腔内の粘膜に大きな腫瘍ができていた。外からは全く気付かなかった。いつからできていたのかもわからない。突然の宣告は頭を後からガーンと殴られたようだった。
手術は可能だという。しかし、腫瘍の回りまで大きく切り取らねばならないという。唇までも。あるいはあごの骨や舌の場合もあるらしい。さらに追い打ちをかけるように「がん細胞が転移している可能性が高い」という。
人間推定年齢100才を越す“Hana”にはたして手術は必要か?
なお、放置しておけば癌は全身に転移し、口から血を垂らし口臭もひどくなるらしい。
これらの条件を勘案すれば、もしわたしの身の上に起こったことならば手術は受けない。一切の延命治療も遠慮する。その考えを愛犬に適応していいのか?
このブログのタイトル「HanaHana日記」はもともとは1997年3月5日に“Hana”がわたしの子どもになった日から書き綴られた「Hanaちゃんの育児日記」冊子から始まる。大人になった“Hana”を育児日記とも言えず、1999年8月7日からは「はなはな日記」として継続。2006年1月から「HanaHana日記」としてこのブログが“Hana”との生活を綴ってきた。そして今日この日から「Hanaの介護日記」が始まるのかも知れないと思った。
しかし、今現在“Hana”は外見からは癌であることはわからない。今後大なる不安を持って見守っていく覚悟をしつつある。
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コメント
おひさしぶりです!
ちょこちょこ拝見させて頂いてますがちょっと間があいてしまったらショックな日記が…
びっくりしました…
老犬での手術は難しいですよね
口元の癌は本当に切除跡が痛々しいですし
とても葛藤されていることだと思います
どういう選択をされても、hanaの一日一日を大切にしてあげてくださいね!
私もウチのきなこと、先生達のような関係が築けるようにがんばります
投稿: 新井野真弓 | 2011年5月 8日 (日) 23:22
新井野さん、ご心配かけました。
あんなに元気だった“Hana”が、最近元気がないのは年のせいなのかあるいは癌のせいなのかわからぬママ時間が過ぎています。
いまもわたしの横で寝ていますが、一日中寝たっきりです。
でも、お散歩に誘うと「ドッコイショ!」といった感じで立ち上がりますが、実際外に出ると自分でルートを決めてさっさと家に戻ろうとします。
これからハードな介護が始まるのでしょうが(なんせ体重があるので)、腹を決めて頑張っていくことになります。
“Hana”はボクの人生観を変えてくれたヤツです。それに少しでも報わなくては!
投稿: yopi | 2011年5月 9日 (月) 17:56