櫛形山のキバナアツモリソウは幻だった?
先週末からやっと暇になり、リタイヤの快感を実感しているのだが、やらねばならぬことは一杯ある。その中の1つが、昔撮ったフィルム写真のデジタル化だ。
すでにもうフィルムにカビが生えたり、変色したりしているので急がねばならないのだが、なにせこの作業は時間がかかる。フィルムスキャナの能力がひどく低いからに他ならない。
結局、この1週間8GBのコンパクトフラッシュのコピーや、1.5Tのハードディスクのコピーで苦労しているのと同じ苦労をまた強いられている。
まぁ、時間はふんだんにあるので、辛抱強くやればいいのだが、わたしにはそれが苦手なのだ!
そんなことを考えながら順番にフィルムスキャナを操作していたら、櫛形山のキバナアツモリソウの写真が出てきた。
本当は、きょうは櫛形山に登る計画を持っていた。しかし、雨の予報とアヤメもキバナアツモリソウもほぼ全滅との情報を得て、断念していたのだった。
6月末に櫛形山に行った人は「キバナアツモリソウは1本も見つからなかった」と言っていた。
とすると、この写真は平成2年6月に撮ったものだが、今や幻のキバナアツモリソウとなってしまったようだ!
当時から盗掘が叫ばれ、土日は自然観察員が神経質に巡回していたが、どうやら全てが盗掘とは限らないようだ!アヤメも含めその多くは鹿の食害らしい。アヤメなど盗掘するはずもないから、鹿害と考えるのが妥当だろう。
こんなすてきなお花畑が壊滅とは、余りに残念である。
実はこのキバナアツモリソウの中に赤いアツモリソウがアチコチに咲いていた時期がある。そんな昔の写真が見つかったら、またアップしてみようと思う。
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