今年も届けられた“ヤマユリ”
今年もわたしの父のために“ヤマユリ”が届けられた。
わたしの父はことのほかヤマユリが好きだった。遺書には「棺は百合の花で一杯にしてくれ!」と書かれていたほどだった。
毎年ヤマユリを届けてくれるのは父の教え子ではなく、わたしの40年前の教え子である。彼はわたしの父がヤマユリが大好きなのを知っていて、それで毎年我が家に届けてくれる。
父が元気な頃は、彼が持ってきてくれたヤマユリを油絵に描いたり、絵手紙に書いたりして楽しんでいた。
昨年、いつものように彼が届けてくれたのは、父が94才でこの世を去った数日後だった。にもかかわらず、今年も「今年はつぼみが1つしか付かなかったけど」といって鉢を届けてくれた。それがけさ開花した。父が大好きだったヤマユリの花である。
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