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2009年7月15日 (水)

雨乞岳(2036.8)

「梅雨時に似合う山はどこだ?」という話から、櫛形山・雲取山・雨生山(うぶさん)・雨飾山などが候補に挙がり、最終的にだれもいったことのない「雨乞岳(白州)」が残った。しかしデータを集めると行動時間7時間の超熟達者向きの山であることから断念しかかったが、新ルートが開拓されたとの情報が入り、決行することとなった。

1866

1871しかし、実行に移すと、この前日から山梨県は梅雨が上がり最高のお天気となった。その結果予想もしていなかったことがいくつも起こった。
なかでも最も大きな驚きは、一日中富士山が顔を出し、さらにその手前にはわたしが好きで何度も足を運んだ日向山が飛び込んできたことだった。
その次の驚きは、非常に美しい森が続き、第1級の山であり、雨とは似ても似つかないイメージだったことである。

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1869八ヶ岳もず〜っと見ながら登ることができた。
熊にやられた立ち木も多く、まだ爪痕がくっきり残っている(たぶんこの冬、皮を剥いだと思われる)。わたしたちは熊よけの鈴を鳴らしながらの山行だった。
この日の雨乞岳はわたしたち3人の貸し切りだったので、鈴を大きく揺すりながら歩く。途中、熊のものと思われるウンチを何カ所かで見ることができた。
甲斐駒ヶ岳は摩利支天の反対側だが、黒戸尾根からのルートが恐ろしくそびえていた。

初期計画段階では「梅雨空に似合う山」として検討に入った山だったが、幸いなことに好天と爽やかな風に迎えられた雨乞岳山行は、最高の喜びをもたらしてくれた。というか、雨の日には決して登りたくない山である。
新ルートとはヴィレッジ白州からの登山口で、登り3時間、下り1時間半の所要時間。整備はされているもののかなりハードなルートである。

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コメント

雨乞山は鋸山が目の前に迫っていていい山ですよね。ずーと前に登った時は登山道が無く獣道を使いました。胸まである笹を掻き分け大変でした。ここは安倍の清明が雨乞いをしたという言い伝えがあるところです。清明は雨乞いに失敗してセイメイバンで自害したそうです。セイメイバンは葛籠(とずら)峠から登りました。雨乞山、セイメイバンも二人きりで静かでいい山でした。雨乞山には沢山ではありませんがヤナギランが咲きます。セイメイバンの近くにはカタクリが咲くそうです。

投稿: ふきのとう | 2009年7月17日 (金) 05:19

旧道はかなりたいへんだったようですね!
今のボクにはとても行けそうにありません。

山頂にお花畑がありました。
あと2週間もするといろいろなお花が咲き出すんだろうなぁ!と思いました。
ヤナギランが咲いている頃、もう一度登りたいな!
セイメイバンも一度は登ってみたい山です。カタクリの時期かぁ!けっこう忙しい頃ですね!

投稿: yopi | 2009年7月17日 (金) 19:01

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