おくりびと
6/15、義理の父が亡くなった。全ての段取りをわたしがせざるを得ずかなり大変だったが、何とか大役をこなしすことができた。
今回、初めて湯灌に立ち会う機会がありその厳粛な儀式を目の当たりにした。
そこで、アカデミー賞をとった日本映画「おくりびと」の納棺師の美しい伝統儀式が再現され、わたしの頭の中をずっとその主題歌のメロディーが流れていた。
こうなったら告別式にチェロで“おくりびと”を演奏するしかないと心に決め、最後の「遺族代表の挨拶」の中に組み込んだ。随分大胆なことをしたが、父も喜んでくれたと思うし参列していただいた皆様からも喜んでいただけたように思う。
いままでにも、告別式でチェロを弾く依頼は何度か受けたことがある。その殆どはパブロ・カザルスの「鳥の歌」を指定される。平和を願うこの曲はどんな場面でも演奏される名曲である。
しかし、今回使った“おくりびと”もなかなか美しい曲で、特に告別式にはふさわしい曲だと思った。
おそらく「生」の“おくりびと”で送られた人は、日本広しとはいえそうはいまい!
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コメント
お父様 ご愁傷様で御座います。心よりお悔やみを申しあげます。昨年のお母様に続きお父様も亡くなられたことは大変仲の良かったご夫婦だったと偲ばれます。
ご冥福をお祈りいたします 合掌。
投稿: ふきのとう | 2009年6月20日 (土) 02:42
“ふきのとう”さん、弔文ありがとうございます。
昨年はわたしの父、今年は義理の父でした。
でも、順番に逝ってくれればあきらめもつきます。
全ての儀式が終わったので日光の庚申山に登ってきました。
素晴らしかったですよ!写真の整理できたら更新します。
投稿: yopi | 2009年6月22日 (月) 09:31
御義父様と御母様を思い違いして本当にすいませんでした。この頃少しボケが来たようです。あまり花を見に行かなくなりました。先日もササユリを見に行って立ちくらみをして草つきの斜面を3メートルほど滑ってしまいなした。歳にはかないません。古希を過ぎたので仕方がありません。
投稿: ふきのとう | 2009年6月23日 (火) 05:35
ことしは条件のいいササユリを見ることができませんでした。
百合の中では一番好きです。
ダイナミックなヤマユリもいいけど、ガンバリヤのイワユリもいいけど、やはりなんといっても清楚なササユリが一番です。
今年はもう見られないでしょうねぇ!来年ですね!
投稿: yopi | 2009年6月24日 (水) 20:29