2008年10月
2008年10月29日 (水)
アユ料理「鮎の茶屋」
ソナレセンブリを見れて大満足したわたし達は、お腹を満足させるべく、松崎の大沢温泉にあるアユ料理屋「鮎の茶屋」に立ち寄った。
写真はアユ料理の定番、アユの塩焼き。
まだピクピクしたアユが出てきた。すごくきれいだった!
これを自分で炭火で焼く。最高においしい!
左は鮎の茶屋自慢の[鮎ご飯]。アユの炊き込みご飯である。頭からしっぽまでネギと一緒に混ぜていただく。
右の写真は[ガニ汁]。活きたモクズガニをそのまま石臼でひいて自家製味噌で汁にしたもの。
こんなものここでしか食えない!
きわめつけはこれ![猪のホルモン焼き]
これも初もの!ゲテモノの類と思いきや、なんのなんの本日の最高のメインディッシュ!
こんなにうまいホルモン焼きは食ったことがない。たぶん腸とかレバーが入っているのだろうが、最高の美味である。
なお、我思うことあり:ガニ汁と猪のホルモン焼きは「鮎ご飯」ではなく、白いご飯で食うのが一番味が引き立つ。
2008年10月28日 (火)
蕎麦粒山の紅葉/犬連れ
紅葉とイワシャジンを探しに、南アルプス赤石林道から蕎麦粒山に登ってきた。
1枚目は蕎麦粒山を下から見上げたもので、2・3枚目は山頂(1627m)。4枚目は途中からの大札山の写真だ。まだ1週間から10日ほど早すぎた。
例年なら今頃、燃えるような紅葉が見えるはずなのだが、これも地球温暖化の影響なのかもしれない。
もし、そうだとしたら、う〜ん、地球温暖化、恐るべし!
山頂から富士山が見えるはずだったのだが、残念ながら雲に隠れていた。
今年もやっとイワシャジンをじっくり見ることができた。やや峠を越していたが、この上品なちょっと紫がかったブルーが、わたしは大好きだ。
ダイモンジソウもかなり遅すぎたが見ることができた。
真っ白な[大]の字にピンクのシベがかわいい!
帰り道、「フォーレなかかわね 茶茗舘」に寄り道したら、こんな蕎麦饅頭を見つけた。なんと「蕎麦粒山」という蕎麦饅頭だ!
蕎麦粒山が蕎麦の実の形から名付けられたところから、饅頭の上に蕎麦の実が乗っている。
口に入れると、そば粉と自然薯と小豆のかおりがぷ〜んと広がる。
【写真はないが特記事項】
・実は南アルプス赤石林道に沿った蕎麦粒山の山腹の大岩から水が染み出している箇所があるのだが、その水をわたしは「日本一の湧き水」と呼んでいる。今日も20リットル汲んできて、先ほどコーヒーをたてたところだ。
・わたし達が下山しかけた頃、下から黄色いラブラドール・ファミリーがやってきた。山で犬連れに会うのは珍しい。チェリーという5才の女の子だった。
2008年10月26日 (日)
2008年10月25日 (土)
喜八のセリ蕎麦/セリざる
最近蕎麦付いているからかもしれない。急に富士宮のセリ蕎麦が食いたくなって、東名をとばして喜八まで行ってきた。
しかし、土曜日の昼である。予想通り客は道路にまであふれているので、奥の手を使うしかなかった。
奥の手とは決してインチキを行うのではなく、やむなく天ぷらの盛り合わせを諦め、セリザル1品に絞ることを言う。これで30分近くは節約できることになる。
この地方では蕎麦にセリを混ぜる食い方は昔から行われてきたという。したがって何カ所かでセリ蕎麦を食うことはできるのだが、喜八のセリ蕎麦はセリのあく抜け具合が大変いいのだ。まさに絶妙である。
本来はこのセリ蕎麦、野菜の天ぷらとの相性がスコブルいいのだが、今回はセリザルの大盛り(写真)で我慢した。
2008年10月23日 (木)
2008年10月19日 (日)
老登山犬“Hana”と、若きポインター“あんず”
「“Hana”には花がよく似合う」シリーズで、花を追いかけて写真を撮ってきたが、紅葉もまんざらではないと思った。
なかなか様になっていると思うのだが!いかがなものか?
五合目から1時間ほど登っただろうか?このぐらいが“Hana”には(イヤ、わたしにも)ちょうど良さそうである。
登山シーズンを終え、登山禁止の標識が立った登山道は、人がいないので犬連れには最適である。
“Hana”は年のせいもあってすっかり落ち着き、写真のモデルにもなってくれるのだが、若いポインターの“あんず”はそうはいかない。まず、落ち着きがないというか、恐ろしく活発というか、全くじっとしていない。eos-5dをしてもオートフォーカスが間に合わない。
2008年10月13日 (月)
日本一の蕎麦屋 2店
これは今回の旅行の最も大きな目的である、木曽福島の“くるまや本店”のモリソバである。大盛りで3枚のモリが出てくる。
この蕎麦、大変うまい!うまいだけあって、昼時はものすごい行列ができる。それでも待つ価値がある蕎麦である。値段といい、店内といい、わたしはくるまや本店のモリソバを大衆蕎麦の最高峰だと思っている。
これは静岡市葵区の“つど野”のモリソバである。
おもわず「うまい!」と口ごもってしまう崇高さがある。
翁・達磨グループの蕎麦は、わたしは6店しか食べていないが、その中でも“つど野”の盛り蕎麦は最もうまいと思う。
まさに蕎麦を芸術まで高めた逸品である。
2つの蕎麦を比較すると、その太さと水切りの違いがはっきりする。“つど野”の蕎麦は断面が正方形だが、“くるまや”の蕎麦はかなり平べったい。
また、“つど野”の蕎麦は大変水切りがいいが、“くるまや”の蕎麦は太い代わりにヌルヌルしている。
2つの店構えも違う。“つど野”の蕎麦はメニューは盛り蕎麦のみ。店内は大変おしゃれな田舎作りの洋室とでも言おうか、落ち着いた見事な空間を醸している。
一方“くるまや”の蕎麦はメニューは壁一面に豊富に書かれ何を食うか迷うが、なんといっても盛り蕎麦が一番うまい。店内は田舎作りそのもの。
なお、1点だけ共通していることがある。どちらの蕎麦も、薬味にネギとワサビが付いてくる。しかし、ネギを入れてしまうと後で必ず後悔する。ネギのかおりがソバつゆのかおりを変えてしまうからである。
ワサビもソバつゆに溶かしてしまったら元も子もなくなる。箸の先に少量のワサビを摘み、そのまま蕎麦の束を摘んで、適量のソバつゆに浸していただく。根ワサビはつゆや醤油には決して溶かしてはならない。
この2つのそば屋を知り得ただけで、わたしは幸せ者である。
奥の院 末廣庵 の盛り蕎麦
わたしは治部坂高原に行くときは(スキーや紅葉ハイク)、かならず末廣庵の蕎麦を食う。
今回は帰り道に通ったのだが、今年初めて100%新蕎麦を食うことができた。さすがに香りが良くおいしい。
この写真は「すえひろそば」といい、店の名前を付けている冠もりそばである。ものすごい量だ。メニューには(3人前)と書かれているが、蕎麦好きなら1人で十分食える。
いつも大変混んでいる店なので、心に余裕を持って並びたい。
なお、この店はだまっていると蕎麦の薬味にワサビが付いてこないから、一言付け加えると大変かおりのよいおろし立てのワサビを持ってきてくれる。
また、ここの蕎麦は薬味のネギは入れた方がおいしい。もちろんワサビは一箸ずつ少量を蕎麦に付けて口に運ぶのがベスト!
車中泊 犬連れ登山旅行
今回の旅行の2つ目の目的は紅葉だった。この時期の紅葉は1500〜2000mの高度を稼がないと見ることができない。とはいえその程度の山は木曽にはいくらでもあるので、深く考えもせず出発してまずはくるま屋で蕎麦を食って考えた。
その結果、恵那山に登ることになり、そのまま登山口までクルマでとばしてそこの駐車場でキャンプすることになった。
すでに駐車場には先客が2台いて、すでに食事は終わり寝る用意をしていた。
わたしたちは道の駅「日義」でハナイグチやショウゲンジなどのキノコを買い求めてあったので、味噌汁とバター炒めで大変おいしくいただいた。
普通、登山口での食事はこんなに豪勢なものはいただかないのだが、年老いた私たちにはこのようなスローライフが必要なのである。
この日は日没とともに、寝入った。なお、夜中にトイレに起きたときの星の輝きは見事なものだった。久しぶりに堪能した。
朝、日の出前に起き出すとなんと驚くなかれ!駐車場はこのようにクルマでギッシリ埋まっていた。「なんか大事件でも起きたんだろうか?」と思うほどだったが、その疑問は直に解決した。恵那山は日本百名山で、いまや国民こぞって百名山詣でが荒れ狂っているのだった。
ちなみにわたしは百名山には全く興味を示さない。しいていうなら百名山は避けて静かな山行をしたいし、一度登って気に入った山は何度でも訪れたくなる方である。
恵那山/犬連れ登山
予想通り、見事な紅葉に会うことができた。これだけの紅葉はわたしにとって近年珍しい。
かなり急な登りがいつまでも続くが、景色と展望がすばらしい。
ただし、山頂は全く展望が望めず、なぜここが百名山なのかわからない。おそらく回りの木々が成長したのだろう。
中央アルプス、御嶽山、木曽駒ヶ岳、空木岳、八ヶ岳、南アルプスが素晴らしい。
写真は南アルプスの聖岳で、その右側に富士山の山頂部が見える。ここから見ると富士山は南アよりも低く見えるが、富士山頂稜線の大きさは南の比ではないことが伺える。8月、あの富士山のおはち巡りをしたのが夢のように思える。(剣ヶ峰は一番右)。2枚目の写真の一番奥に薄く見える山が八ヶ岳。
今回最も心配したのは老登山犬“Hana”の体力が持つだろうか?というものだったが、いままでの“Hana”の虚弱体質は、年齢からくると言うよりも夏ばてからくるもののようだった。
今回は結構ハードだった山行にもかかわらず、元気に歩くことができた。最後に本谷側にたどり着いて水浴びし、“Hana”の大嫌いな橋を渡り歩き、さらに林道を30分歩いてBCに無事戻ることができた。
2008年10月 5日 (日)
犬連れ/太刀山 貸し切り山行
富士山が冠雪したというニュースは聞いていたが、静岡からは確認できなかった。そこで、富士山に最も近い山である立山(太刀山)に登ってみた。
最近、“Hana”の体調が思わしくないので、3時間以上歩く山はお留守番をさせていたが、ここならそれほどハードではないので、連れて行くことにした。
この山は“Hana”は18回目の登山である。知り尽くした山だがいくつかの発見があった。
2枚目の写真を富士山上部を見ると、微かだが冠雪を認めることができよう!
さらにこの山は、富士山が見えなかったことはほとんどない。
また人に出会ったこともほとんどない、大変静かな山なのだ。
ルートはこんな具合。積雪期はこのルートは今にも雪崩が起きそうな感じになります。
“Hana”は大喜びで雪の中を駆け巡ります。
2枚目の原生林の森の写真も、すごくすてきです。
こんな林の中を周りをキョロキョロしながら歩いて行くんです。
まさに美林です。
いつもはこの森でキノコを見つけるのですが、今回は見つけることができませんでした。
残念です。
この山、貴重な花も結構咲くんですが、今は一番花がない時期かも!
それでもトリカブトやウメバチソウがいっぱい咲いていました。ハナラッキョウはつぼみが多かったです。
それからフジアザミです。アザミ平のフジアザミはすっかりなくなってしまいましたが、登山道に少し残っていました。
秋を探しに! 野生果実
この木の実をご存じでしょうか?サルナシといいます。野生果実では最高級のおいしさで、猿や熊の大好物ですが実はわたしの大好物でもあります。キウイフルーツの原種と聞いています。ナイフで切った写真を載せてありますが、キウイとそっくりでしょ?味も全く一緒です。イヤ、キウイよりも甘いかな!
ただし、木の上の方に(ツル)なっているので、わたしにとっては命がけ!こんなのが目の前にぶら下がっていると「命落としても採りたい」と思ってしまう。あぁ、コワ!
これは森アケビの実です。
これもサルナシと同格のおいしさです。これはどちらかというと和菓子のような甘さが魅力です。
熊たちと同様にわたしの好物です。
今回の山行目的に野生果実がありました。従来この山で最も豊富だったヤマブドウが、近年全く見つかっていません。サルに採られてしまったのか、探し方が悪いのか、時期がずれているのか、今回も見つけることができませんでした。残念!
2008年10月 1日 (水)
これが「山ダニ」だぁ!
わたしのブログに[山ダニ]で検索して訪れる方が多いので、特集を組みました。
山ダニは年中生息していますが、特に多いのは春から秋にかけてです。
わたしも何度か食い付かれたことがありますが、我が登山犬“Hana”はいつものことであり、別に気にもとめません。
多いときは数十匹の山ダニにとりつかれ、全部捕るのに1週間以上かかりました。
写真の山ダニは今日、玄関に落ちていたものです。“Hana”に食いついて、腹一杯血を吸って満腹状態で「ごちそうさま」をした奴を見つけました。
元来山ダニは自分の頭をめり込ませて食いつき、接着剤様のものを出して引っ張っても抜けません。無理に引っ張ると首が切れ、残った頭から化膿すると言われています。
そんなダニも1週間もすると腹一杯になって自分から「ごちそうさま」をします。
まるまる太った山ダニはこのように1cmを超えていますが、山の中ではお腹をすかしているので2mmもない状態です。
もちろん、普段はお腹は平べったくなっています。
わたしの胸に食いついているときはホクロと間違えたほどですから。
これはまるまる太った山ダニをひっくり返して(亀のように)撮ったものです。
自分では起き上がれないほどに肥満体となっております。
体の前の部分に6本の足と2本の触覚と顔が見えると思います。
白い糸くず様のものが見えますが、これはなんだかわかりません。
なぜこんな気持ちの悪いものの写真をいっぱい撮ったかというと、何度撮っても顔にピントが合わなかったからです。
こんな図体でも結構動きが速く、往生しました。
じっとしていてくれないし、レンズでかなりの拡大をしているので即座にピントを合わせる技術がないのです。
とうとう最後まで顔にピントを合わせることができなかったけど、このブログで“山ダニとはいかにいやな奴か”ということは表現できたでしょうか?