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2008年9月27日 (土)

富士山の樹海を歩く(with wan)

_4797富士山の登山道の中でも、この精進湖登山道は大好きである。それは樹海のど真ん中を貫いて大自然に抱かれたものすごい景観だからである。
かっては、四駆でこの道を登ったり、自転車でこの道を登った(下った)ものだった。
昼間もうっそうと茂る木々で薄暗いが、まもなくすばらしい紅葉が始まり、葉が落ちると今とは想像もつかないような明るい森へと変わっていく。

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_4804大室山の東側のカヤト場に着くと富士山全景が顔を出した。1ヶ月ほど前にあの山頂にいたなんて、なんか不思議な気がする。
実はこの場所、かってはススキとマツムシソウが大群落を作っていたが、10年ほど前からマツムシソウは激減した。恐らくは異常気象のなせる悪戯であろう。
いまはススキが辺り一面を覆ってしまったが、元々はカヤト場だったから、マツムシソウこそオジャマムシだったのかもしれない。
すでにほとんどの花が終わっていたが、梅鉢草だけはきれいだった。

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_4811帰りは同じ道を引き返さず、大室山の西斜面を巻くルートを歩く。
ここはかっての林道で、いまは廃道となり荒れ放題である。道のアチコチにヌタ場があり、その両側には写真のように溶岩洞窟が顔をのぞかせている。
中に入り探検したい気もするが、ヘルメットやヘッドランプ等がないと怖くて入れない。

_4812この写真を見るとよくわかるが、樹海の大木も溶岩の上に根を張るのは容易ではない。
このように何かの拍子で簡単に倒木となってしまう。
しかし、倒木の後にはすぐにまた新しい命が生まれ、次の木々が育っていく。
原生林のたくましさ、すごさを目の当たりにできる。

_4815その後、廃道も姿を消し、唐松の林を過ぎると踏み後もなくなる。
かすかに獣道を確認できるが、これを追ってもどこにでれるかわからない。
しかし、開拓道路と精進湖登山道に囲まれているのだから、あとは勘を頼りに下るしかない。
そのうち、この写真のような本当に美しい森に出てきたらしめたものだ!
まわりの美しさに感動してるうちに、精進湖登山道に通ずる林道を見つけることができるはずだ。
この森はまさに癒しの森である。
しかし、ルートに自信が持てないでいると、この森は恐怖の森と化すから時間の余裕は十分に持って入らなくてはならない。
また、このあたりから以前は大室山への登山道があったが、いまは一切標識も踏み後もない。

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