2008年2月
2008年2月29日 (金)
2008年2月26日 (火)
スキー
スキー板とスキー靴の初おろしに[白樺湖ロイヤルヒルスキー場]に行ってきた。スキー場の一番高いところにリフトで登ると、真正面に車山ー大笹峰の稜線が見える。
毎年7月には見事な日光キスゲを見に行く所である。ヤナギランやシモツケが咲き乱れていた向こう側の山々。
そういえば昨年の7月26日は稜線に出たら雨に降られ、姫木平のスキー場がお花畑と化している中を走って降りたっけ!
あの真夏の暑さを思い出しながら、今こうして雪山でスキーをしているのが大変不思議だ!
ゲレンデ用のスキー板やスキー靴を買ったのは30年ぶりと言っていい程昔のことだった。それ以後は殆ど山スキー用具で代用していた。さらに山スキーもやらなくなって20年近い。
今回、ほとんど20年ぶりにゲレンデスキーをやってみて、ものすごく楽に滑れるようになったのは、スキー板の改良に他ならない。
この連続写真を見ても20年のブランクを感じないどころか、かえってうまくなっているのではないかとさえ思える。
なんか、病み付きになりそうな気がするなぁ!
2008年2月24日 (日)
藝術の冬?
今日はのんびり過ごそうと思って、静岡県立美術館に「ガンダーラ美術とバーミヤン遺跡展」を見に行ってきた。2〜3世紀の仏教芸術に触れ感動しついでに、静岡アートギャラリーに「岸田劉生展」を見に行くこととなった。ここでも今まで知らなかった岸田劉生に触れ、より感性が深まったところで、静岡音楽館“AOI”でコンサートがあることを思い出し、寄ってしまったのがやや失敗だった。仕事がらみのコンサート故、芸術性を誘発するべくもなく、ややストレスがたまってしまったのでその帰り道、大型スポーツ用品店に寄ったのが大きな間違いだった。
わたしはこの10数年、もうスキーはやめていた。最後に滑ったのが菅平の根子岳に歩いて登り、“Hana ”と共に滑って降りてきて以来である。もうスキーを履くことは無いと思っていた。
ところが昨年何を血迷ったのか2時間程レンタルスキーで遊び、今年も又3時間程滑ってみると、これがなかなか面白い。今のスキーは足腰にあまり負担がかからないで遊べることを発見した。
それがいけなかった。K2のミウラクラシックというブランドのスキー板の前で立ち止まってしまった。
なんでも三浦雄一郎が開発した中高年用のスキー板だという。
もうこうなると買うしかなかった。いまもスキー道具一式を持っているのだが、2mもある長くまっすぐな奴で、さらに先端にはロープを結べるように穴が空いているし、ビンディングは板を履いたまま歩けるように、かかとが上がるようになっている奴である。いわゆる“山スキー”と言う奴だ。靴も兼用靴といって登山靴とスキー靴のアイノコみたいな奴だ!
もう山スキーはいい!シニアリフト券でゲレンデ内を1日に数回滑れば満足である。
そんな訳でゲレンデスキー一式を買ってしまった。あぁ、昔の仲間には怒られるかもしれない!
2008年2月23日 (土)
古宿の節分草が咲き出した!
やっと山梨県の古宿の節分草が咲き出した。
まだ咲き出したばかりなので数は少なかったが、どれも新鮮だ!
ここの節分草は、名号の節分草に比べ、優しい表情を持っているから好きだ。
白い花びら(ガク)の部分が丸いからだろうか?藤原岳の節分草とよく似ている。
これは賑やかな節分草だ!
1輪1輪は地味でも、みんなが集まるとなかなか派手な出で立ちである。
「いいぞ!いいぞ!みんな素敵だぞぅ!」と思わず声をかけてしまう。
辺りにはまだ雪がギッシリ残っていたが、雪が溶けたところから皆一斉に顔を出し始めた。
これはピントを合わせる間もなく、シャッターを押してしまった失敗作である。
しかし、左の花に蜂がたかって蜜を吸っているのを見て頂きたい。
こんなに寒くとも、蜂たちも「今年は節分草が咲くのが遅いなぁ!」と、心待ちにしていた開花を喜んでいた。そういえば、わたしは毎年何カ所かに節分草を見に行くが、今日程蜂が多く飛んでいるのを見たのは初めてである。
節分草の花びらは通常は5枚だ。しかし、この写真のように8枚もあるのは大変珍しい。
その花の左側の、正に開花の瞬間を見て頂きたい。花はもう開きたくてたまらないのだが、節分草の葉が「まだ寒いからもう少し待っていなさい!」と言わんばかりに花を守っている姿である。もう少し日が当たれば、木の葉はサッと退いてくれて、かわいらしい花がもう一つ開花する!
2008年2月22日 (金)
ヤマメ料理(牛ヶ峰荘)
料理は藝術だと言われるが、牛ヶ峰荘のヤマメ料理を食うと正にその通りだと思う。
1年間で最もヤマメがうまいこの時期に、腹一杯食いに行ってきた。
牛ヶ峰荘のヤマメ料理は刺身、塩焼き、味噌焼き、唐揚げの4種類が味わえる。どれが一番うまいかと言われても困るが、一番うまいところは頭である。まずは、頭を最も美味しく喰うために刺身を注文する。
ヤマメの活き作りである。いつまでもピクピク動いている。
小屋の中のいけすですくったばかりのヤマメだから、新鮮この上ない。
刺身を食い終わった後、頭を火の上に乗せる。そしてじっくり焼く。
ジックリジックリ炙り、こげないように気をつけながら!
この3枚は、徐々に焼けていく様子を現している。
こんな風にしっかり火を通す。
もうここまで焼けると見るからに美味しそうに見えてくる。
かおりもとても美味しそうである。
さらに頭を開いて外側と内側をさらによく焼く。
ちょうどよく焼き上がった頭の写真である。
軽く醤油を垂らして出来上がりである。
これを喰ったらもうヤマメ料理の虜となる。
この2枚の写真は、塩焼きと味噌焼きを食べた後、残った頭をよく焼いたものである。
これは醤油をつけずに頂く。
ヤマメの味噌焼きとは、ヤマメの口から内臓を引っ張り出し、その後に味噌を入れて焼いたものである。ご飯のおかずにはもってこいだが、その後、食い残した頭を同じようによく焼いて、味噌のかおりを楽しみながら頂くのである。
この2枚はオマケ。1枚目はヤマメを三枚に下ろし、刺身を食った後の骨を焼いたものである。2枚目は塩焼きヤマメで残った骨を焼いたものである。どちらも醤油を少したらして頂くと大変うまい。
今回はヤマメの頭にこだわったが、もちろん身もうまい。しかし、頭はさらにうまい。
それからいつも思うのだが、牛ヶ峰荘のみそ汁も最高である。
2008年2月17日 (日)
はずれ!!!
みなみの桜は例年なら見頃を迎えていた。しかし、TVの河津桜はまだ咲き始めの情報しか流していなかった。
わたしが密かに狙っていたのは波勝山の「秘境 みなみの桜」だ。なぜなら、波勝山の桜は河津よりも南伊豆の青野川よりも早く咲くことを知っていたからである。
フェリーで土肥に着くなり青野川に向かった。この写真はそこで最もたくさんの花を付けていた1本である。しかし、これは珍しく、全体的には2分咲きか精々3部咲きといったところ。
これではとても[お花見]と言う訳にはいかなかった。
そこで即座に波勝山に向かった。
ところが、なんとこちらの波勝山でも3分咲き程度しか咲いていなかった。「おおはずれ」である。
こんな事もある。これだから開花時期の設定は難しい。だから面白いと言えば言えるのだが!
中にはこんなにきれいな花もある。
まさに咲き出したばかりなので、新鮮さでは他に例を見ない。見事な[桜]である。
満開になるのは恐らく1週間から10日後だろう。
2008年2月16日 (土)
紅ほっぺのタルト
先日、名古屋在住の方から「静岡にはこんなケーキ屋さんがあっていいね!」と書き添えられて中日新聞の切り抜きが送られてきた。
静岡市に本社を持つ有名洋菓子店「キルフェボン」が「紅ほっぺのタルト」を期間限定で販売しているという内容である。紅ほっぺはよく知っているがこんな洋菓子店は全く知らなかった。
きょう、ジャガイモを植えるための野良仕事の後、早速買いに行ってきた。
紅ほっぺはいま最も美味しい苺(あき姫をさらに甘酸っぱくそして大きくしたもの)である。それがスポンジの上のカスタードクリームと生クリームを重ねた上に乗りきれないほど積まれている。
値段もすごい。1つ1260円である。
食べてみると確かにオイシイ。紅ほっぺの味が生きている。クリームの甘さは抑えてあるのでペロリと喰ってしまったが、やはり後になってもたれた!
でも、若い人にはオオウケだろうな!
2008年2月10日 (日)
雪をかぶった節分草
ここ数年間、節分草に雪が積もるのを待っていたんです。
でも、なかなかチャンスがなかった。
やっとその機会に巡り会うことができました。
雪の中で咲く節分草は本当にカワイイ!でも、いかにも凍えている感じがして、カワイソウにも思えてきます。
積もったら積もったで「早く溶けるといいね!」と言いながらシャッターを切りました。
中には随分深く潜ってしまったモノもあります。
しかし、節分草は自分の体温でもう雪を溶かして顔をのぞかせています。
福寿草でも、こういう光景を見ますが、すごい生命力に感動します。
こういう姿を見ていると「ガンバレ!ガンバレ!」って応援しながらシャッターを切ることになります。
このように雪が溶けている様子を見るとホッとします。
この子達はこれから全身で太陽の光を浴び、間もなく満開となるでしょう。
節分草は、この辺りでは春一番の花です。この花の魅力は白い花びら(ガク)と黄色(花)と紫のシベの美しさです。とてもかわいらしい花です。
雪の茶臼山
本当は茶臼山スキー場にスキーを楽しみに来たんです。その間“Hana ”はクルマの中で待たせるつもりでした。
しかし、スキー場に着いてみるとものすごい人混みでリフト待ちやレストラン待ちでごった返していました。まるでわたしたちが何十年か前、スキーを始めた頃のような混雑ぶりでした。
一遍で嫌になってしまい、スキーは諦め、茶臼山(1415.2m)に“Hana ”と一緒に登ることにした。
雪がなければ1時間もかからないコースだが、今日の雪は深かった。
わたしでさえ膝までズボズボ潜りながらの歩行なので、“Hana ”は大変である。
しかし、“Hana ”は自分で好んで新雪をラッセルしながら歩いているところを見ると、かなりこの雪中山行が気に入ったようにも見える。さすがにわたしの娘だ!とも思える。
この写真は山頂からの南アルプスである。しかし、普段わたしが見る南アルプスは反対側なので、この山がどこなのかよくわからない。たぶん赤石岳から南の山が写っているのではないかと思うのだが、自信はない。
2008年2月 7日 (木)
平均率クラヴィーア曲集
わたしはCDやレコードを聴くときは、2006.10.29に書いたように、球管式アンプに火を灯しながらじっくり聞く。
しかし、ピアノとジャズはBOZEのVIA(Virtual Imaging Array)で聞くことが多い。
ところで、わたしは昔ジャック・ルーシェのBACHが好きでレコードを買いあさったモノだった。その後何十年か経った先日、ジャック・ルーシェのBACHをCDで聞いたらなぜかつまらない。昔はもっと興奮して聞いたモノだった。
それで、ジャズに詳しい人に聞いてみたら「ジョン・ルイスを聞きなさい」と言われて聞いてみたら、また昔のような興奮が蘇ってきた。
webでジョン・ルイスのCDを何枚か注文し、夜な夜な聴き込んでいる。
曲目はバッハの平均率クラヴィーア曲集 第1巻よりプレリュードとフーガ vol.1〜4である。
しんみり聞くことができる名演である。
しかし、ジョン・ルイスを聞いていると、今度はグレン・グールドの同じ曲が無性に聴きたくなってくる。
これも素晴らしい名演だからである。
いま、このラジカセからグールドが聞こえてくる。アルミの弁当箱の上にCDプレーヤーを乗せたような奇妙なカタチのボーズのラジカセだが、音はなかなか面白い。またどこから聞こえてくるのかわからないような不思議な音場が好きだ。
イヌの舌
松坂屋静岡店で開催されている「冬の大北海道展」で、美味しそうなモノをたくさん買い込んできた。
その中で小樽のルタオの「ドゥーブルフロマージュ」というチーズケーキは真っ先に喰った。
そして、ビン詰めのプリンも大変美味しく頂いた。
そこに愛犬“Hana ”がモノ欲しそうに見つめているので食い終わったピンを与えたのがこの写真である。
ビンの底にかすかに残っていたプリンをこのように見事にきれいに食べている図である。
“Hana ”は写真に撮られるときはほとんどといっていい程いつも舌を長く延ばしている(それがまたかわいいのだが)。その長い舌をうまく利用して、ビンの底のわずかなこびりつきを洗剤で洗ったようにきれいになめ尽くした。
ところでこの写真は舌を出していない珍しいものである。
“Hana ”はよほどビンの奥に潜むプリンが気に入ったとみえ、もう十分に満足した顔をしている。大変安らかな、満足した顔に見えてしょうがないのだが、実のところは「もっとくれィ!」と言っているのかもしれない。
2008年2月 3日 (日)
梅ヶ島温泉/黄金の湯
日本全国雪模様の今日、静岡は相変わらず雪も降らず雨だった。15時から空いたので山間部の積雪を期待して、梅ヶ島温泉に浸かりに行くことになった。
なんといっても我がハイエースはスノードライブに関しては装備は完璧(四駆、スタッドレス、LSD、チェン携帯)なので、雪を踏みたくてしょうがない。
自宅から60分程、北に走ると静岡市営の黄金の湯/梅ヶ島温泉に着く。
道路の雪は残念ながら消えていたが、まだ雪は降り続いていた。
ここの温泉は無色だがヌルヌルしていてなかなか気持ちいい。体の芯まで温まることができる。
温泉に入っている間、“Hana ”はクルマの中でお留守番である。
しっかり暖まったので、黄金の湯を出て、“Hana ”を車外に出してあげた。
2008年2月 2日 (土)
清水山-谷津山-愛宕山/縦走
東静岡駅の北側にある谷津山は、“Hana ”の散歩コースであり、近年の初日の出の参拝コースでもある。
自宅から山頂までの往復でちょうど1時間という、まさに犬連れ散歩の最適ルートである。
きょうは1日ゆっくり過ごすはずだったが、案の定ノンビリはできず、清水山(きよみずさん)−谷津山(やつやま)ー愛宕山(あたごさん)を縦走することとなった。
このルートの魅力は、ゆっくり自宅から歩いても3時間あれば充分だが、もし途中で飽きたり、腹が減った場合は下山するルートが無数にあることである。また、旧静岡市が一望に見渡せ、富士山や南アルプスも望むことができる(今日は南アは見えなかった)。
また、この山で“ソウシチョウ”(相思鳥)が出るとの情報も魅力だった。
向こう側に見える山は浅間神社のある賤機山である。あの山とこの山の中間点にわたしの自宅はある。肉眼でも見えるが、この写真ではわからない。
おばあさんになった“Hana ”は、もうすでにバテ気味!
こんな状態になることはかってはなかったことである。
山登りが嫌だったらお留守番していればいいのに、必ず付いて来たがるから仕方ない!
この写真は「いい写真が撮れた!」と思っていたのだが、タイミングが悪かった。
コンデジ(コンパクトデジカメ)しか持っていなかったからしかたないか!
ここは最終の愛宕山山頂にある愛宕神社である。
わたしが子どもの頃よく登った愛宕神社は火事で燃えてしまったが、いまはこんなに立派な社殿が建っている。
ここから山を下り、自宅に帰った。結局ビノキュラーで探し回ったが“相思鳥”は確認できなかった。
登山の時とは違って、ゆっくり遊びながら歩いたので、3時間を要した。
しかし、自宅に戻ってみると、いつもの登山以上に疲れていることがわかった。行程の半分が舗装路だったかもしれない。
コタツに入って3時間近くも昼寝をしてしまった!