白鳥(The SWAN)II
昨年、サン・サーンスの「白鳥」を弾いて以来(今までに何度も弾いたことはあったのだが)、どうしても白鳥の姿を見たくなって(実は駿府城址にも白鳥は飼育されているのだが)、やっと今回実現することができた。白鳥の飛来では最も有名と言っていい、新潟県の“瓢湖”まで足を伸ばした。
15時現地に着いたら白鳥の姿が確認できた。それも15時に近づくに次々に飛来し、湖自体が大変なことになっていた。ハクチョウとカモ類併せて4、5千羽というからそれはそれはものすごい数の鳥たちが、餌を蒔いてくれるのを待っているのだ!
この写真はそんな鳥たちのホンの一コマである。
白鳥のイメージがすっかり変わってしまった。
いままでは「湖面に浮かぶ白鳥、湖面の波の上をスィーと滑るように泳ぐ白鳥」のイメージだったが、白鳥の美しさは羽を大きく広げ羽ばたく姿だった!
白鳥の湖面での滑走、着水は見事なもので、いつまでも見飽きるものではなかった。
これらの写真は、白鳥がときおり羽を広げて大きな声で鳴いているときのものである。
何故こんな仕草をするのか分からなかったが、迫力がありそれでいて優雅で大変美しいものだった。
こんな姿もいつまでも見ていたいものである。
さらにさらに、飛んでいる姿もまた大変美しい。
いままで公園に浮かぶ白鳥しか見たことがなかったので、白鳥が空を飛ぶという実感を持てなかったというのが正直なところである。
いま、まさにわたしの目の前を白鳥が飛んでいる!
「The Swan」サン・サーンス作曲:の出だしの伴奏部分。あれは湖のさざ波の描写だといわれている。しかし、こうして目の前にシベリアから家族単位で飛来し、日本で子育てしている姿を見るとき、イメージがかなり大きく変わった。次回この曲を弾くとき、どのように変化するだろうか?
| 固定リンク | 0
「音楽/チェロ」カテゴリの記事
- チェロのチューニング(2025.01.17)
- 伊東の仲間たち(2024.12.11)
- これいいかも!?(2024.10.08)
- 大接近(2024.09.28)
- 猛暑酷暑の中で不思議な記憶(2024.08.16)
コメント
こんにちは。
最初の鴨と白鳥がわんさかいる写真に驚いてしまいました。これは圧巻ですね。鴨でもどうやら一種類だけではなさそうですし。ここにいるのはオオハクチョウでしょうか。
こちらでの写真を見る限り白鳥って思ったより大きいですよね。私は湖で優雅にしている白鳥をイメージながら演奏しているつもりでしたけど、私がイメージしていたのは「池に浮いているアヒル」に近かったかもしれません…。
この写真を見ていたら、何となくですが「優雅に」というより「おおらかにゆったり」と、やや音も大きめで演奏してもいいのかなあ?という感じがしちゃいました。
投稿: タピアン | 2008年1月15日 (火) 16:09
ほんとうに、ハクチョウのイメージがすっかり変わってしまいました。というか、さらに魅力的に感じています。
説明書きには「コハクチョウの方が多い」と書いてありましたが、ボクが見た範囲ではオオハクチョウの方が多かったです。幼鳥もかなりいました。
カモは数種類確認し、写真も撮ってきましたがブログには載せ切れませんでした。
投稿: Yopi | 2008年1月16日 (水) 11:11