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2007年9月15日 (土)

栗粉餅

岐阜の中津川に[栗粉餅]という銘菓がある。静岡で言う「安倍川餅」は、餅に大豆のきなこをまぶしてあるのだが、栗粉餅とは、そのきなこの代わりに栗を粉状にしたものをまぶしてあると思えばいい。
いままでにも、自家製の栗粉餅を送って頂いたり、それを真似て家で作ったり、また、中津川の恵那福堂の冷凍栗粉餅を取り寄せたりして、親しんでいた。

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_1763ところが、年間に8日間だけ、冷凍でない栗粉餅を店頭販売するという情報を仕入れた。この3連休初日の15日がそれに当たる。
わたしは居ても立ってもいられず、母を介護施設に預け、栗粉餅を求めて2泊3日のタビが始まった。

この写真がその恵那福堂の栗粉餅である。できたての栗粉餅の入手に成功した。わたしたちはそれを持って近所の岩村城趾に行き、そこで店を広げた。1つを口に入れたとたんに絶妙なハーモニー(栗の香りと和菓子のおいしさ)に酔いしれ、言葉を失う。栗菓子としては秀逸である。

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_1793左の写真は「すや」の[栗きんとん]である。小布施の「栗きんとん」のように、一般に言う「きんとん」ではなく、栗粉を絞った和菓子である。わたしは「すや」の栗きんとんが喰い慣れている。

右側の写真は「川上屋」の[ささめささ栗]で、栗粉を棒状にしたものに蒸し羊羹を巻いたものである。いまや中津川は栗一色である。

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