タテガミとフタエゴ
タテガミとフタエゴと言われても静岡の人には何のことかわからないだろう。このお土産(熊本)を頂いたわたしは、一瞬戸惑ったが、食い意地の張った方に頂いたので、さぞかしうまいモノだろうと大事に家に持って帰った。開けてみると“馬刺し˝のブロックが2つ入っていて、真っ白い固まりに「タテガミ」と書いてあり、赤い固まりに「フタエゴ」と書いてある。それを薄く切ってスライスした玉ねぎの上に並べたモノがこれである。
写真の上の部分がフタエゴで、下の部分がタテガミである。わたしは馬刺しは大好きなのだが、赤身と霜降りしか喰ったことはなかったから、タテガミは驚きだった。見たところラードみたいな脂肪のかたまりにしか見えないので「これはわたしには食えないな!」と思ったものだ。それで、まずフタエゴを玉ねぎと一緒にニンニクを下ろしたモノを一杯つけて醤油にたっぷりつけて口にして驚いた。馬刺しの霜降りとは全く違う食感と味である。肉が甘くてコリコリしてとても美味しい。それでタテガミに挑戦する気が起きた。ニンニク醤油で口に入れると、あぁ、なんと言うことか、今までに味わったことのない全く未知の食感。トロリとしているようでコリコリしている。かといって全く脂肪分を感じない。つくづく生きていてよかったと実感させる食い物であった。世の中にこんなにもうまいものが存在することを知って、いまわたしは幸せの絶頂にいる。
ちなみに“タテガミ˝とは「馬のたてがみ部分の皮下にある脂」で、“フタエゴ˝とは「馬のお腹の周りにある層になっている肉」だそうである。
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コメント
喜んでいただけたようで何よりです。
明日は浜松のうなぎを狙います!
やはり食い意地張ってますね(笑)
投稿: 食い意地の張った者 | 2007年6月20日 (水) 00:27