« 南アルプスのサクランボ | トップページ | カツオのタタキ »

2007年6月27日 (水)

大好きな櫛形山だが!

M_3195

M_3189櫛形山を全国的に有名にしたのはアヤメとキバナアツモリソウである。しかし、わたしにとってはまだまだ多くの魅力をもつこの山は、「全国で一番好きな山」と公言していた。
キバナアツモリソウの花期は6月一杯なので、少々無理をして休みを取って出かけた。そしてかなりの衝撃を受けた。あれだけ群生していたキバナアツモリソウがほぼ全滅状態である。秘密の場所でやっと数輪の花を確認しただけである。それもパラパラと咲いているので1輪ずつの写真にしかならなかった。

M_3199その他貴重な花は何も確認できなかった。
唯一スズラン(日本)が数十本咲いていたが、これも群落と言うにはさみしい。
なぜこんなになってしまったのか?①盗掘の可能性はかなり高い  ②イノシシが根を喰ってしまったことも充分に考えられる  ③異常気象・温暖化現象が大きく影響しているのかもしれない  ④全国的に有名な“花の名山˝なので、また7月にはアヤメ祭りを行ったりするので、訪問者がかなり多い 等々考えられる。

M1369しかし、この山の魅力は巨木の原生林や、うっそうとしたサルオガセの森、満開のズミの真っ白な花。かってはアチコチに生えていたホテイアツモリソウ。この山は野生蘭の宝庫だったといった方がいいかな!
幸いなことに(こんなことを書いては怒られてしまうが)、今年はアヤメ祭りが中止になったという。なんでも南アルプス市の予算が足りなくなったからだという。「なんと言うことか!」と腹立たしくもあるが、いまこの時期、できるだけ人が入らない方が、この山のためにはいいのではなかろうか?

“Hana ”は櫛形山は13回目である。お腹の調子も戻ったので連れて行った。前回悔しい思いをしたので、とても喜んでいた。途中の水場では大はしゃぎだった。

| |

« 南アルプスのサクランボ | トップページ | カツオのタタキ »

登山犬 “アマティ”」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 南アルプスのサクランボ | トップページ | カツオのタタキ »