年老いた登山犬“Hana ”
普段、“Hana ”の顔を下からのぞき込むことは、あまりしたことがなかった。今日、牛ヶ峰山頂の斜面で“Hana”を座らせたときに、“Hana ”の顔をまじまじと眺め、その白髭の見事さに驚いてしまったのだ。
しかし、それも10才を超えた大型犬だから、すでに老犬に属するし、人間の年に例えればわたしよりも年配だから当然のことかもしれない。
確かに、よく考えてみたらわたしの顔もすっかり白髭となり、常時それを蓄えている。その点ではわたしと“Hana ”は同類項である。
しかし、相違点も見つけることができた。その1つは、わたしの顔は日には焼けているがあくまでも黄色人種のそれであり、“Hana ”のように真っ黒な顔の中の白髭とは性格が違う。もう1つは、わたしの白髭は少なくとも2週間に一度は手を入れ“ちょいわる風”を装っているオシャレ髭である点である。
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