「ベートーヴェン」
話題の映画「敬愛なるベートーヴェン」が、静岡のサールナートホールで2日間のみ上演されるということで、自転車で見に行ってきた。「敬愛なるベートーヴェン」とのタイトルが付いているものの、オリジナルは「Copying Beethoven」というように写譜屋さんの物語である。
写真は美人写譜屋(ダイアン・クルーガー)が第9の初演を指揮しているところである。
ストーリーの進行にはあきれる部分もあるが、まあまあ面白くまとめた映画だと思った。それよりも久しぶりにベートーヴェンの曲を何曲も聴くことが出来たのが良かった。代表作品十数曲がずっと演奏されていたからである。これだけ一遍に聞けることは滅多にないからである。
ところで、この映画で気になったのが、ベートーヴェンのアトリエの片隅に1台のチェロが無造作に置いてあったことである。
Beethovenの生存は1770〜1827年。実はわたしが持っているチェロはMartin Stoss of Vienna (1778-1838)である。当時ウィーンで活躍していたヴァイオリン制作者だったのである。
すなわち、何を言いたいかというと、ベートーヴェンのアトリエにあったチェロは、現在わたしのチェロそのものである可能性があるということである。したがってわたしのチェロをベートーヴェン自身が弾いた可能性すら否定する材料はないのである。
そんなことを考えていたら、映画のストーリーを追うのを忘れていた!
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