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2006年12月21日 (木)

本物の自然薯(山芋)

山芋と言っても、もともと日本の山野に自生していたのが一般的に山芋と呼ばれ,自然に自生している事から自然薯と呼ばれている。しかし近年、自然薯の栽培が成功し、本物の自然薯は自分で掘らない限りなかなか口に入る機会は少ない。わたしもかっては、山芋掘りの名人を自負していたが、最近は時間も機会もない。さらに山ではイノシシが繁殖し、自然薯を食ってしまうので、ますますわたしたちの口からは遠ざかってしまう。
そんなとき、今まさに旬の自然薯を頂いた。

_9782これはわたしが最も好きな“やまかけ”の写真である。この芋の色を見ていただきたい。これぞまさしく山の中の自然の中で育った正真正銘の山芋の色である。芋は土中の石や根を除けながらクネクネと成長するから、料理の段階で白くはならない。そのかわり、腰のある大変おいしい味に育つ。つきたての餅のような食感である。
マグロは赤身よりも中トロの方がおいしい。ワサビは当然、本生ワサビを下ろしたものである。もちろんワサビは醤油に溶かしたりしては香りを失う。

_97811膳目をやまかけで喰ったら、次は“とろろ芋”として喰う。ご飯は麦飯がベストである。トロロをタップリかけて細ネギをまぶしていただく。ご飯はトロロと共に口に流し込んで食うから2膳は軽い。消化がいいから食い過ぎても腹をこわすことはない。
山椒のすりこぎで、すり鉢でゴリゴリとこげばこぐほどおいしくなる。

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