災難とは一旦来ると次々と訪れるものである。わたしは全ての厄年を無事クリアしたと思っていたが、80になってもそれは収まらない。それどころか益々厄介は増え「これでもかこれでもか」と老体にむち打つ。
アマティの体調が元に戻ってきたかなと思った7日、アマティをお留守番させて最高においしいウナギ料理を食べた日の夜中4時、トイレに起きたら「あれ?真っ暗だ」「やいやい停電か」、念のため外に出たらあれあれ、停電はウチだけだった。漏電ブレーカを見に行ったら確かに落ちている。「う〜ん、3連休のど真ん中、これは困ったぞ」 iPadを取り出したがWi-Fiも作動してない中スマホと共有して救急援助の手を探したが緊急事態でない限りそんな所はなかった。
夜が明け外の光が入ってくる頃、ことの重大さにやっと気付く。
写真はわたしのヘッドランプで照らしたアマティの顔。元来夜行性の動物だと思っていたが、さすがに真っ暗だと心細そうな顔をする。
明るくなったので漏電ブレーカの解除方法をさがしてやっと気付くことができた。4つ並んでいるブレーカの上の段の一番左のブロックで問題が起きているようだ。そこでそのブレーカだけをoffにし他のブレーカをonにしたらいくつかの回線が回復した。問題ブレーカは主に各部屋の照明に関わりその他のブレーカは主にコンセントを司っていたようだ。
従ってWi-FiもPCも復旧、4台あるTVも見られるようになった。冷凍庫はOKだったが冷蔵庫は通電していなかったのでトイレのコンセントから取ることが出来た(トイレの扉は閉まらなくなったが)。しかし相変わらず全ての部屋の照明は点灯しない。
次の夜からは暗いのにも慣れてローソクの火でTV観戦、ヘッドライトでPC作業。


一番困るのは夕食時上から吊るランタン類は持ち合わせがないので大変なことになる。「今夜は寒いからすき焼き」と思いついたはいいがくらい中でのすき焼きはまるで闇なべ!... なんか味がわからないうちに終わってしまった。
やはり味覚というのは目から来る感覚が大きいことを実感。

次の日は料理しなくて闇夜でも喰いやすいものとの思いから寿司を買ってきた。わたしはこのイカ寿司が大好き。
次の日は横浜のシウマイ弁当。

そしてやっと電気屋さんが見つかり、明日見に来てくれるという。ただ場合によっては大工事になるとのことなので、明日復旧するかどうかはわからない。

わたしがもっとも恐れているのはネズミによる漏電。もしそうだとすると先にネズミの駆除が必要になることなどを暗い中でヘッドランプを付けて研究中。
いつになったらこのトンネルから抜け出せるのか!...